
12年に一度——
時の扉が静かにひらかれる
特別な年。
今年、秩父三十四札所
『午年総開帳』という
時が満ちたときにだけ開かれる
ご縁の機会が訪れています。
埼玉・秩父の地に点在する
三十四の観音霊場。
それぞれに息づく祈りと記憶が
この年、静かに目覚めます。
総開帳の年にだけ——
固く閉ざされていた御扉がひらき
普段は決して拝することのできない
観音様の御姿と
直接、"出会う”ことが許されます。
それは、ただ「見る」という
体験ではありません。
その場の空気、光、静けさ
そして胸に湧き上がる感覚——
五感すべてで受け取る
“あなただけの祈り”との邂逅。
江戸の時代から紡がれてきた
この総開帳は
“ご縁年”と呼ばれるにふさわしい
魂が呼応する特別な節目。
そして——
鎌倉時代から約790年続く
この巡礼の道は
ただお寺を巡る旅ではなく
自分自身の内側と静かに向き合い
自分自身で感じ
自分自身で確かめるための道。
本来の自分へと還っていく
祈りの道でもあります。
歩くごとに
見ている風景が変わるのではなく
“見ている自分”が
静かにほどけていく。
外側を巡りながら、
内側へ、内側へと還っていく旅。
この特別な年に——
シュタルナラナライフアカデミーでは
「秩父三十四札所巡礼 3泊4日のリトリート」を
開催いたします。
観音様とのご縁に導かれながら
仲間とともに歩き、感じ、ゆだね
そして、手放していく4日間。
正しさや知識ではなく、
“あなたの感覚”そのものが
導いてくれるひととき。
きっとそれは
人生の流れを
大きく変えるというよりも——
気づけば、やさしく、確かに
本来の流れへと戻っているような
体験となることでしょう。
この瞬間にしか開かれない扉を
どうかご自身の感覚で
ひらいてください。
ご一緒できることを
心より楽しみにしております。
日程
2026年5月15日(金)〜5月18日(月)
(3泊4日)
集合時間
9時30分
集合場所
秩父鉄道 秩父駅
参加費
88,000円
(宿泊費・秩父駅からの交通費・保険代・アテンド代・税込)
※各日の昼食・御朱印代は各自ご負担ください。
定員
6名
・巡礼では歩く時間も多くなりますので、歩きやすい服装・靴でご参加ください。
・両手が空くよう、リュックサック又はショルダーバッグでのご参加をおすすめいたします。
・御朱印帳をお持ちでない方は、現地での購入も可能ですが、御朱印帳および御朱印代は各自ご負担となります。
・リトリート中の昼食代は、各自実費でのご負担をお願いいたします。
このリトリートは、皆さまと過ごす大切な時間と場を、心を込めて準備しております。
そのため、キャンセルにつきましては以下の通りとさせていただきます。
・〜4月30日:無料
・5月1日〜5月8日:参加費の40%
・5月9日〜5月12日:参加費の50%
・5月13日〜5月14日:参加費の90%
・5月15日(当日):参加費の100%
すでにお振込みいただいた参加費につきましては
送金手数料を差し引いた金額でのご返金とさせていただきます。
あらかじめご理解のほど、よろしくお願いいたします。
御朱印・お納め札について
御朱印は、ご希望の方のみ各自でお受けいただく形といたします。
ご入用の方は、事前にご自身でご準備・ご購入をお願いいたします。
なお、専用の御朱印帳はこちらのサイトよりご購入いただけます。
また、お納め札につきましても、必要な方は各自でご用意ください。

※御朱印は、1カ所につき500円をお納めいただきます。
宿泊先について
本ツアーの宿泊先は「武甲温泉」となります。
秩父の豊かな自然に包まれた環境の中で
心ほどけるひとときをお過ごしいただけます。
「秩父湯本 武甲温泉」は、武甲山のふもとに湧き出す
名湯。PH11.1を誇るアルカリ性の泉質は“美肌の湯”と
して知られ、関東有数の温泉として多くの人々に親し
まれています。秩父巡礼の立ち寄り湯としても知られ
る由緒ある癒しの場所です。
大自然を感じられる開放的な露天風呂には、整いチェ
アも完備。秩父の風に身をゆだねながら、心と身体が
ほどけていく――ここでしか味わえない、極上の
“整う”体験をお楽しみください。
住所
埼玉県秩父郡横瀬町横瀬4628-3
⇈
こちらは武甲温泉のサイトを拝借いたしました。
これまで私は、仙台、そして山形の観音堂を巡ってきました。仙台の三十三観音巡りでは、あえて歩いて巡ることを選びました。かつての巡礼者たちがそうであったように、自らの足で一歩一歩、祈りの道を辿ってみたかったのです。もちろん、一日で回りきれるものではありません。何日にも分け、その土地の空気を感じながら、ゆっくりと巡っていく時間。その過程そのものが、すでに“巡礼”なのだと感じました。一方、山形の観音巡りは、車でなければ難しいほど、広範囲に点在しており、三十三観音霊場も最上、置賜、庄内と三つ存在し、さらに番外札所も含め「百観音巡り」という壮大な巡礼のかたちもあります。こうした「三十三観音巡り」という文化は、古くは平安時代、近畿地方の西国三十三所に始まったとされています。養老2年(718年)に徳道上人が冥土で閻魔大王から「悩める人々を救うため、三十三の観音霊場を開き、巡礼をすすめよ」と三十三の法印を託されたことに由来します。それが、やがて全国へと広がっていきました。その時代は、今のように交通が整っておらず、遠く離れた地へ巡礼に向かうことは、誰にでもできることではありませんでした。とりわけ、西国三十三札所を巡る旅は、長い年月と大きな決意を必要とするものだったであろうと思うし、実際には、訪れることが叶わない人の方が多かったのです。そのような中で生まれたのが、「写し霊場(うつしれいじょう)」という祈りのかたちでした。西国三十三札所のご本尊を写し、各地に三十三の観音霊場を開くことで、遠くへ行かずとも同じ祈りを捧げられるようにしたのです。それは単なる代替ではなく、“どこにいても観音様とつながることができる”という、人々の深い信仰と願いのあらわれでもありました。こうして、観音巡りの文化は全国へと広がり、今もなお、各地で大切に受け継がれています。観音様は三十三の姿に変化し、あらゆる苦しみの中にいる人々を救う――そんな信仰が、今日まで脈々と受け継がれているのです。人生の中で、ふと「なぜか助けられた」と感じる瞬間。理由はわからないけれど、確かに守られていたような感覚。そんな時、私は思うのです。「観音様が、姿を変えて導いてくれたのかもしれない」と。
神仏を巡る旅の中では、本当にさまざまな出来事が起こります。偶然とは思えない導きや、心に響くメッセージ。それは、外から与えられるというよりも、自分自身の内側と静かに向き合う中で、浮かび上がってくるもののように感じています。私と神仏のあいだには、何も遮るものはありません。だからこそ、この巡りの時間は「自分自身との対話」そのものでもあるのです。私が秩父の札所に初めて訪れたのは、第4番札所・金昌寺でした。その時、ここにもまた観音巡りの道があることを知り、「いつかこの地を巡りたい」――そう心に決めました。そして今回、ちょうどご縁が重なり、十二年に一度のご開帳(午年総開帳)のタイミングと出会ったのです。この特別な節目に、この巡礼を共にできることに、深い意味を感じています。秩父三十四ヶ所観音霊場は、三十三の観音信仰を基にしながら、独自に三十四ヶ所として発展した巡礼です。それぞれの札所に、それぞれの祈りと物語が息づいています。「観光」という言葉は、文字の通り“光を観る”と書きます。もともとは、ただ名所を巡ることではなく、その土地に宿る光――すなわち、神仏や祈りの気配に触れる旅を意味していました。神仏を巡る道の中で出会う光は、外の景色だけではなく、自分自身の内側に差し込む光でもあります。観音巡りとは、まさにその“光”を受け取りにいく旅。そして同時に、自分の内にある光を思い出していく時間でもあるのです。この旅は、単なる観光ではなく、ご縁によって導かれる“リトリート”になるはずです。心が少しでも動いた方、「なぜか気になる」と感じた方は、きっとその感覚こそが、最初の導きです。はじめての方も、どうぞご安心ください。そして、すでに巡礼の道を歩まれている方も、ぜひご一緒に。皆さまとこの巡礼の時間を共にできることを、心より楽しみにしております。
ナビゲーター 米沢 英巫